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岩渕真奈、バイエルンとの契約解除を報告。「日本でゼロからスタート」

text by 編集部 photo by Getty Images

岩渕真奈
バイエルン・ミュンヘンを去る岩渕真奈【写真:Getty Images】

 ドイツのバイエルン・ミュンヘンに所属していた女子日本代表(なでしこジャパン)のFW岩渕真奈は、3月31日付でバイエルンとの契約を解除したことを1日に自身のブログで報告した。

 岩渕は2013年1月に日テレ・ベレーザからドイツのホッフェンハイムへ移籍し、2014年夏にバイエルンへ。加入から2年連続でのリーグ優勝を味わったが、負傷のため十分な出場機会を得ることはできていなかった。

「3シーズンの内、2シーズン近くは怪我でリハビリ」という苦しい状況にあった岩渕は、「私を必要と監督は言い続けてくれました」とクラブやスタッフへの感謝の思いを述べながらも、「怪我により今シーズンはもう力になれないという私の現状を踏まえ、3月31日をもって契約解除という形になりました」と自身の決断を報告している。

 契約解除という言葉には大きな抵抗があったという岩渕だが、「未来に進むためにかっこ悪いかもしれないですが、プライドとか、理想とか、全部を捨ててこの決断をさせてもらいました」と心情を吐露。今はタイトルや成功よりも「健康な身体が欲しいです。フィットした身体を、怪我のない身体を作るのを1番に考えやっていきたいと思います」と切実な思いをつづった。

 今後に関しては未定のようだが、「未来に向かって日本でゼロからスタートする決断をしました」と述べており、帰国することになるようだ。日本の女子サッカーの未来を担う存在として期待される選手だけに、万全の状態を取り戻して再び活躍を見せてくれることが望まれるところだ。

【了】

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