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ドルト守護神、隣に座ったバルトラ負傷の経緯語る。爆発で「後ろの窓ガラスが…」

text by 編集部 photo by Getty Images

ボルシア・ドルトムント
バスから降りて待機するドルトムントの選手たち【写真:Getty Images】

 現地時間11日にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグの試合が行われる予定だったが、ドルトムントの選手たちが乗ったバスが爆発に巻き込まれ、試合は12日に延期されることとなった。

 ドルトムントの選手たちを乗せたバスは試合会場となるスタジアムへ向かっていたところ、何らかの爆発によりバスが損傷。DFマルク・バルトラが右手首を骨折して病院に搬送され、手術を受けたことがわかっている。

 事件に巻き込まれたバスの中で、バルトラの隣に座っていたGKロマン・ビュルキは母国スイスの新聞『ブリック』に対し爆発が起きた際の状況を語った。

「3度の大きな音と爆発が起こった時、バスはメインストリートに入っていくところだった。僕は最後列でバルトラの横に座っていて、彼に粉々になった後ろの窓ガラスが当たったんだ」

 バルトラがいかにして右手首を骨折するに至ったかは不明だが、ドルトムントは公式ツイッターで「腕の中にいくつかの異物が残っている」と明らかにしている。割れたガラス片が刺さってしまったのだろうか。

 ビュルキは「すべての爆発音が止んだ後で、みんな逃げ出した。床に伏せている人もいた。事が終わったかどうかわからなかった。警察がすぐに駆けつけてきたよ。僕らはみんなショックを受けていて、誰もフットボールの試合があることについて考えてはいなかった」とも述べている。

 モナコ戦は12日に延期となったが、シーズン終盤の過密日程の中で他に選択肢はなかっただろう。ドルトムントの選手たちが受けた精神的なショックは計り知れず、試合への影響が心配される。

【了】

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