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逮捕されたイラク人はドルトの爆発事件に関与証拠なし。「テロの背景はいまだ不透明」

text by 編集部 photo by Getty Images

ボルシア・ドルトムント
ボルシア・ドルトムントのチームバス【写真:Getty Images】

 ドイツのボルシア・ドルトムントのチームバスの付近で爆発が発生した事件について、ドイツ当局は捜査を進めているが、現時点で実行犯や動機についての決定的な情報は得られていない。13日付の独紙『ビルト』などが伝えた。

 日本代表MF香川真司も所属するドルトムントは、現地時間11日にチャンピオンズリーグの試合を予定していたが、直前にチームバス付近で爆発が発生。スペインDFマルク・バルトラが手首を骨折するなどの被害があり、試合は翌12日に延期された。

 現場近くでは犯行声明が発見されたとして、イスラム過激派によるテロ行為であったことが疑われている。12日には2人の容疑者に対して逮捕状が出され、うち1人のイラク人が拘束されたと報じられていた。

 だが、連邦警察庁からの情報として13日に報じられたところによれば、逮捕された25歳のイラク人男性が今回の爆発事件に関与したかどうかは定かではないという。逮捕容疑は2014年にイスラム国(IS)のテロ行為に加担した疑いによるものであり、今回の事件に関与した証拠は見つかっていないとのことだ。

 捜査は引き続き進められているが、「テロ攻撃の背景はいまだ不透明だ」と『ビルト』は伝えている。

【了】

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