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フランクフルト監督、爆発被害のドルトムントに連帯示す「試合を延期できたら」

text by 編集部 photo by Getty Images

ニコ・コヴァチ
フランクフルトのニコ・コヴァチ監督【写真:Getty Images】

 長谷部誠が所属するフランクフルトのニコ・コヴァチ監督は、現地時間15日に予定されているブンデスリーガ第29節のドルトムント戦に向けた記者会見に臨んだ。その模様をクラブ公式ツイッターなどが伝えている。

 ドルトムントは現地時間11日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のモナコ戦直前にチームバスが何者かに襲われ、爆発に巻き込まれた。それによってDFマルク・バルトラが右手首を負傷し、選手たちはかなりの精神的なショックを受けた。

 それでもモナコ戦は日程の関係で翌日12日に開催され、今週末のフランクフルト戦も予定どおり行われることになっている。

 一連の事件を受け、フランクフルトのコヴァチ監督は「我々は皆、衝撃を受けた。両チームにとって簡単な試合ではない。私も(ドルトムントの)トーマス・トゥヘル監督と同じく、この試合を延期できたらよいと考えている」と述べた。

 ドルトムントの選手たちが負った心の傷は外部の人間が想像できるようなものではなく、ドイツサッカー界全体に衝撃と不安をもたらしているようだ。コヴァチ監督は続ける。

「我々はドルトムントに連帯を示さなければいけない。それでも土曜日の勝ち点は重要。だが困難が伴う」

 フランクフルトにとってはヨーロッパのカップ戦出場権争いに残るための重要な試合であり、対するドルトムントもCL出場権確保のため負けるわけにはいかない。両チームにとって精神的に難しい状況なのは確かで、普段とは違った雰囲気の試合になるかもしれない。

【了】

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