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クラブ会長に”終身活動禁止”処分。審判の耳に噛みつき尻をつねる

text by 編集部 photo by Getty Images

チュニジア
チュニジアのフラッグ【写真:Getty Images】

 チュニジアのクラブの監督が、審判の耳に噛み付いて尻をつねるなどの不適切行為を行ったとして、あらゆるサッカー関連の活動への参加を生涯禁止されるという重い処分を受けた。チュニジアサッカー連盟(FTF)が14日に発表したとして、フランス『AFP通信』が伝えている。

 チュニジア1部の強豪クラブであるCSスファクシアンのモンセフ・ケマケム会長は、3月1日に行われたエトワール・サヘルとのダービーマッチで、PKの判定を不服として審判団に抗議。この際、副審に対して問題の行為を行ったとされている。

 試合後にテレビに出演した同会長は、「試合の流れを失っていた」審判に対し、「我々の歯と指を使って権利を主張することを決めた」と話し、副審の「尻を2回つねった」と認めていたという。また、副審の耳にも噛み付いたとされている。

 FTFはこの行為に対し、ケマケム会長に3万ディナール(約138万円)の罰金を科すとともに、「あらゆるサッカー関連活動への参加を生涯禁じる」と発表。同会長の行為は「危険で反スポーツ的」であるとともに、審判に重圧をかけることを目的とした「みだらな行為」でもあったと述べられている。

【了】

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