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返り討ちか、リベンジか。4季連続のCLマドリードダービー【今夜のCL】

text by 編集部 photo by Getty Images

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CL準決勝、まずはマドリードダービー【写真:Getty Images】

 現地時間2日にチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグのレアル・マドリー対アトレティコ・マドリーが行われる。レアルが再びアトレティコを退けるのか、ついにアトレティコがリベンジを果たすのか。世界中の注目がマドリードに注がれる。

 CLでのマドリードダービーは、これで4シーズン連続だ。昨シーズンと3シーズン前は決勝で、2シーズン前は準々決勝で両者が激突した。その全てでレアルが笑顔で試合を終えている。

 過去の対戦を見てもレアルに分がある。欧州カップ戦で過去7試合を戦い、負けたのは1回だけ。CL歴代最多優勝クラブはアトレティコに苦手意識を持っていない。さらにジネディーヌ・ジダン監督は、現役時代にレアルの選手としてアトレティコと8回対戦し6勝2分と負けなしだ。7シーズン連続のCL準決勝進出という驚異の事実は、経験値としてさらにレアルを強くする。

 過去の対戦成績を見れば、アトレティコの不利は一目瞭然だ。それでも、リベンジのモチベーションという点においては有利と捉えることもできる。すでに国内リーグの優勝争いはレアルとバルセロナに絞られており、アトレティコはCLを制することで成功の一年にしたいはずだ。

 準決勝で当たったのは、アトレティコにとってポジティブかもしれない。過去3シーズンで2回実現したマドリードダービーのファイナルは、いずれも90分で決着がつかなかった。さまざまな要素はあるものの、90分間なら互角に戦えるという証明でもある。実際、4月の国内リーグで行われたダービーは、レアルのホームで1-1の引き分けだった。

 レアルはガレス・ベイルとペペが不在だが、それをカバーする人材は十分にそろっている。ジダン監督は「セカンドレグはないつもりで戦う」と燃えていたが、今回はどのような展開になるだろうか。

 注目のマドリードダービーは、日本時間3日3時45分キックオフ予定だ。

【了】

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