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「日本を祝福したいが、結果が得られず残念」。豪州監督、W杯決められず落胆

text by 編集部 photo by Getty Images

アンジ・ポスタコグルー
オーストラリア代表のアンジ・ポスタコグルー監督【写真:Getty Images】

 ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループB第9節の試合が31日に行われ、日本代表はホームでオーストラリア代表と対戦。2-0の勝利を収め、6大会連続となるW杯本大会出場を決定した。

 両チームともにこの試合に勝てば1試合を残してのW杯出場が決定するという大一番。アンジ・ポスタコグルー監督のチームはポゼッションで日本を上回りながらもゴールを奪えず、2点を許して敗れる結果に終わった。

「とにかく今日の結果にはがっかりしている。日本のことを祝福したいとは思うが、期待したような結果が得られず残念だ」と指揮官は試合後の会見でコメントを述べた。

 日本は本田圭佑や香川真司らをこの試合に起用せず、若い選手も抜擢した布陣となったが、「チームとして日本のスタイルは予想から外れたものではなかった」とポスタコグルー監督。「ボールを保持することはできたが、効果的な保持はできなかった。トランジションを急ぎすぎる部分もあり、ピッチの真ん中を抑えられなかった」と敗因を分析した。

 フィジカルや高さを武器とするスタイルからポゼッションスタイルへの転換を図っているオーストラリアは、後半に高さのあるトミ・ユリッチやティム・ケーヒルを投入してもパスを繋ぎ続けた。「このスタイルでソリューションを生み出していきたかった。良い場面もあったが、良い流れにはできなかった」と監督は落胆する様子を見せた。

 この結果、オーストラリアは予選突破を懸けて9月5日に行われる最終節のタイ戦に臨むことになった。「火曜日の試合を見てもらうしかないが、しっかりとポゼッションして良い結果を出していきたい」とポスタコグルー監督はスタイルを貫く姿勢を強調している。

【了】

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