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武藤嘉紀、豪州戦“ベンチ外”の悔しさ晴らすため貪欲姿勢。「とにかく点を取ること」

text by 編集部 photo by Getty Images

武藤嘉紀
マインツの武藤嘉紀【写真:Getty Images】

 日本代表は2日、キリンチャレンジカップ2017のニュージーランド戦に向けた合宿2日目の練習を豊田市内で行った。この日から合流したマインツ所属のFW武藤嘉紀は、ワールドカップ(W杯)本大会出場に向けてゴールという結果でアピールしたいという思いを語った。

 日本が6大会連続となるW杯出場を決めたアジア最終予選のオーストラリア戦では、ベンチ入りメンバーから外されるという悔しさを味わった武藤。だが先週末のヴォルフスブルク戦でゴールを決めるなど、クラブでは好調なプレーを見せての代表合流となった。

「あの悔しさというのは、味わったことのない悔しさですね。色々と悔しいことは経験してきましたが、言葉で説明しづらい悔しさはもちろんありました」と武藤は前回の経験についてコメント。ベンチ外になった理由は「分からない」としながらも、「とにかく点を取り続けること、チームで結果を出し続けることが一番手っ取り早いアピールになると思っていました」と続けた。

 再び悔しい思いを味わわないためには、「もうホントに簡単で、得点に絡むこと、ゴールを取ること。前の選手である以上、やはりそれを求められていると思います」と武藤は得点への意欲を前面に押し出している。「1試合に1点とかではなく、2点3点と貪欲にチャンスを物にできるくらいやっていかなきゃいけないかなと思います」

 本田圭佑や岡崎慎司がメンバーから外れた状況での招集については、「非常に重要なチャンス。このチャンスを逃すわけにはいかない」とアピールへの意欲を強調。ポジションを争うことになる同年齢の杉本健勇については、「特にライバル視という感じではないですね」としながらも、「2人とも残るかどうかは分からない。結果を残した者勝ちというのはあるので、誰が相手だろうが結果を残していかなきゃいけない」と生き残りへの思いを口にしている。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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