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香川真司 7年前

香川真司の指摘。ドルトが乗り越えるべき課題。ボス新体制の「スタイル」確立へ

10月17日、UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節のAPOEL戦(キプロス)に臨むボルシア・ドルトムント。同大会は開幕から2連敗スタートとなっており、勝利が必須ともいえる一戦だ。そのなかで香川真司はどのような役割を果たすことができるか。週末の試合を外から見守った日本代表MFは浮き彫りになったチームの課題を指摘していた。(取材・文:本田千尋)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

“トプラク以上ヤルモレンコ以下”のAPOEL

ドルトムントのMF香川真司
ドルトムントのMF香川真司【写真:Getty Images】

 求められるのは“勝利”だけではない。10月17日のチャンピオンズリーグ、グループステージ第3戦。ボルシア・ドルトムントはアウェイでAPOELニコシアと対戦する。

 トッテナム・ホットスパーとレアル・マドリーを相手に2連敗を喫し、現在グループHで最下位に位置するBVB。最終的に2位以内に食い込んで、決勝トーナメントに進出するためには、APOEL戦で勝ち点3を獲得することはマストである。

 移籍市場専門サイト『トランスファー・マルクト』によれば、キプロスの首都ニコシアに本拠を置くチームの市場価値は17ミリオンユーロ。その戦力値は、ドルトムントの市場価値352,3ユーロの約20分の1である。

 同様にBVBの選手たちの市場価値を見ると、DFエメル・トプラクは16ミリオン、アンドリー・ヤルモレンコは18ミリオン。ざっくり言ってしまうと、トルコ南方の地中海に浮かぶ小さな島国のチームの“値段”は、“トプラク以上ヤルモレンコ以下”ということになる。

 そんな小国にあるAPOELだが、11/12シーズンのCLでは準々決勝に進出したこともあるように、決して侮ることはできない。グループステージを3位で終えても、ヨーロッパリーグの決勝トーナメントに進むことができる。相手にとっても重要な試合であることに変わりはない。力関係を考慮し、守備ブロックをしっかり築いた上で、ドルトムントに立ち向かってくるはずだ。

 14日のブンデスリーガ第8節、RBライプツィヒに2-3で敗れた後で、香川真司は「次のチャンピオンズもすごく大事」と語った。

「次はチャンピオンズがすぐにあるし、次のチャンピオンズもすごく大事だと思うので、中2日でアウェイなので、しっかりとそこに切り替えてやっていく必要があります」

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