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ネイマール退場で窮地のPSG、カバーニFK弾で敗戦回避。酒井宏樹フル出場のマルセイユ健闘も勝利逃す

text by 編集部 photo by Getty Images

ネイマール
激闘の仏ダービー。ネイマールは退場に【写真:Getty Images】

【マルセイユ 2-2 パリ・サンジェルマン リーグアン第10節】

 現地時間22日に行われたリーグアン第10節、マルセイユ対パリ・サンジェルマンのフランスダービーは、2-2の引き分けに終わった。マルセイユのDF酒井宏樹は、フル出場している。

 マルセイユはいつもどおり、酒井を右サイドバックで起用。立ち上がりからネイマールと対峙するシーンが何度もあった。

 先手をとったのはマルセイユ。16分、ルイス・グスタボが放ったロングシュートがゴール左隅に決まり、1-0となる。

 だが、パリ・サンジェルマンも負けておらず、33分に同点弾が決まった。ペナルティエリア左の深い位置からラビオが出したパスをネイマールが左足でシュート。ゴール右隅に決めて同点になる。

 マルセイユの守備が奮闘して1-1で折り返すと、52分には酒井とネイマールが再び激突。酒井がボールを奪いに行ったところでネイマールが倒れ、主審はイエローカードを提示。酒井の足はボールを触っているようで本人も激しく抗議をしたが、警告が出てしまった。

 ボールを支配するのはパリ・サンジェルマン。だが、マルセイユの集中は切れない。74分にはパリ・サンジェルマンにCKの好機があるが、スタンドからキッカーのネイマールに様々な物が投げ込まれ、試合は一時中断となる。

 なかなかボールを持てないマルセイユだが、78分に少ないチャンスをいかした。右サイドのエヌジエがボールを持つと、ラビオに取られたボールを奪い返してクロス。ニアに飛び込んだトバンが合わせて勝ち越しに成功した。

 1点を追うパリ・サンジェルマンは、やはりネイマールが攻撃の中心。だが、そのエースを失うことになる。

 87分、ネイマールがファウルを受けて転倒すると、オカンポスと小競り合いになった。主審は喧嘩両成敗で両者にイエローカード。直前に警告を受けていたため、ネイマールは退場となった。

 しかし、ネイマールを失ってもタレントがそろっているのがパリ・サンジェルマン。後半アディショナルタイム、直接FKのチャンスを得ると、カバーニがシュート。クロスバーに当たったボールがゴールとなり、土壇場で2-2の同点となった。

【得点者】
16分 1-0 ルイス・グスタボ(マルセイユ)
33分 1-1 ネイマール(パリ・サンジェルマン)
78分 2-1 トバン(マルセイユ)
90+3分 2-2 カバーニ(パリ・サンジェルマン)

【了】

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