フットボールチャンネル

モドリッチ、クロアチアのW杯出場決定に安堵「本当に幸せ。長い予選だった」

text by 編集部 photo by Getty Images

ルカ・モドリッチ
クロアチア代表のルカ・モドリッチ【写真:Getty Images】

 クロアチア代表は現地時間12日、ロシアW杯欧州予選プレーオフの2ndレグに臨み、アウェイでギリシャ代表と0-0で引き分けた。この結果、1stレグとの2試合合計でギリシャを4-1で上回ったクロアチアが2大会連続のW杯出場を決めている。

 バルセロナに所属するイバン・ラキティッチや、インテルのイバン・ペリシッチとマルセロ・ブロゾビッチ、ユベントスのマリオ・マンジュキッチといったスター選手を数多く揃えるクロアチアだが、今回のW杯予選は苦戦を強いられた。

 グループIでは実力が拮抗するウクライナやトルコと同居し、1位に与えられるW杯出場権は、初出場となるアイスランドにかすめ取られた。そして迎えたプレーオフでの予選突破を受け、クロアチアの10番を背負うルカ・モドリッチは、母国の国営放送『HTV』に対して安堵の言葉を残している。

「僕たちはW杯に行くことができて本当に幸せだ。予選は長く、困難だったが、最後は僕たちのクオリティと特徴を見せ、クロアチアがW杯出場にふさわしいことを示した」

 また、モドリッチはロシアW杯予選のグループ最終節前に電撃解任となったアンテ・チャチッチ前監督に代わり、急きょクロアチア代表の指揮を執ることになったズラトコ・ダリッチ監督を「本当に素晴らしい仕事をした」と絶賛し、W杯本大会での続投を望む意思も示している。

「僕はこの世代がたくさんのことを成し遂げられると思っている。優れたチームであり、いい世代で、グループ1位でW杯に出場できなかったのは恥ずべきことだった。あるいはW杯に行けなければ非常に残念なことだった。でも、それはそれ。選手たちは素晴らしい仕事を成し遂げた」

 ダリッチ監督就任後のクロアチア代表は、W杯予選グループ最終節でウクライナを2-0で下し、ギリシャとのプレーオフ1stレグも4-1、そして2ndレグは0-0と2勝1分で無敗が続いている。予選敗退の危機から踏みとどまり、W杯出場という目標を達成するまでのモドリッチら選手たちは相当なプレッシャーに晒されていたに違いない。

【了】

★W杯予選まとめはこちら★

KANZENからのお知らせ

scroll top