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完全燃焼の本田圭佑「悔いはない」。120分死闘、決勝進出逃すも「すべてを出し切った」

text by 編集部 photo by Getty Images

本田圭佑
パチューカに所属する本田圭佑【写真:Getty Images】

【グレミオ 1-0 パチューカ クラブW杯準決勝】

現地時間12日に行われたクラブW杯準決勝グレミオ対パチューカの一戦は、延長戦の末、1-0でグレミオが勝利した。パチューカのMF本田圭佑はフル出場している。

試合後、取材に応じた本田圭佑はまさに完全燃焼といった様子だった。

「悔いはない。初戦からこの南米王者との試合まで3日間しかなかったけど、パチューカは良くやったと思う。実力が足りなかっただけ。むしろ悔しいというよりは、パチューカに感謝している。会長含めて、クラブ関係者に。こういうチャンスをもらえたことがありがたい気持ちでいっぱい。やるべきことはやったし、そういう意味では悔いはない」

パチューカは南米王者グレミオを追い詰めた。本田にも決定機があり、まさに互角と言っていい戦いだった。本田は「もう少し圧倒されるイメージで入ったが、思った以上に持たせてくれた」と振り返る。

死闘を演じた要因は何だったのか。

「向こうも僕らの初戦と同様に硬かった。勝機があるとしたらそこだったと思っていた。こっちはリラックス、向こうは緊張。そこで前半の決めどころで、決めていれば勝つ可能性が数%でも高まった。ただ、パチューカの実力から言えばすべてを出し切ったと言っても過言ではない」

短い取材だったが、本田の表情からはやり切った満足感が漂っていた。120分の連戦となったが、「子どものころは毎日やっていた。今はアドレナリン出ているから」と疲労もないことを明かした。

パチューカは16日、3位を懸けてレアル・マドリー対アル・ジャジーラの敗者と対戦する。

(取材・文:植田路生【アルアイン】)

【了】

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