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レアル、C・ロナウド&ベイル弾で世界一に王手。開催国王者に大苦戦もなんとか逆転

text by 編集部 photo by Getty Images

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レアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

【アル・ジャジーラ 1-2 レアル・マドリー クラブW杯準決勝】

 現地時間13日に行われたクラブW杯準決勝で、レアル・マドリーはアル・ジャジーラに2-1で勝利した。

 欧州王者のレアル・マドリーは、史上初の連覇を目指す初戦で開催国王者で浦和レッズに勝利して準決勝で進んだアル・ジャジーラと対戦した。

 セルヒオ・ラモスが負傷で外れたレアル・マドリーだが、試合は立ち上がりから一方的。力の差を見せつけるスタートとなる。3分、クリスティアーノ・ロナウドがミドルシュートを放つと、5分にはヘディングシュートが枠をとらえた。

 だが、アル・ジャジーラはGKハセイフが奮闘。C・ロナウドのヘディングを止めて勢いづくと、ファインセーブを連発する。

 それでもチャンスをつかむのはレアル・マドリー。23分、イスコのクロスにベンゼマがヘディングで合わせてゴールネットが揺れるも、その前にC・ロナウドのファウルがあったとして認められず。30分には、再びイスコのクロスから今度はカゼミーロがヘディングで決めた。だが、こちらもビデオアシスタントレフェリー(VAR)で確認した結果、得点は認められない。

 すると41分、さらに驚きの展開となった。レアル・マドリーの守備も隙を突いてアル・ジャジーラが仕掛けると、ロマリーニョが深い切り返しでバランを外して右足のシュートを流し込んだ。

 これでレアル・マドリーの目の色が変わるかと思われたが、アル・ジャジーラ側も守備にインテンシティが生まれ、より激しい戦いが出てくる。

 後半立ち上がりの47分、アル・ジャジーラがカウンターを発動。レアル・マドリーに守備のミスもあり2人が敵陣を独走し、ゴールネットを揺らした。しかし、GKの前で出した横パスがオフサイドという判定で2点目は決まらない。アル・ジャジーラは前半から痛みを訴えていたハセイフがプレー続行不可能となり、流れが変わり始める。

 すると53分、レアル・マドリーがようやく1点目を決めた。モドリッチのパスを受けたC・ロナウドがペナルティエリア右で右足を振り抜き、ゴール左隅に決めた。

 これで一気に逆転したいところだったが、ベンゼマにブレーキがかかった。62分の決定機をGKに止められると、66分、69分とポストに嫌われ、勝ち越しできない。

 ジダン監督は80分、ベンゼマを下げてベイルを投入して勝負に出た。この采配が的中する。

 81分、ペナルティエリア右でパスを受けたルーカス・バスケスがマイナスに折り返すと、ベイルがシュート。ファーストタッチでゴールネットを揺らし、レアル・マドリーが2-1と逆転に成功する。

 これでリスクを冒す必要がなくなったレアル・マドリーは、落ち着いて残り時間を使い、無事勝利。苦しみながらも南米王者グレミオが待つ決勝に駒を進めた。

 クラブW杯の決勝戦および3位決定戦は、現地時間16日に開催される。

【得点者】
41分 1-0 ロマリーニョ(アル・ジャジーラ)
53分 1-1 C・ロナウド(レアル・マドリー)
81分 1-2 ベイル(レアル・マドリー)

【了】

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