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前橋育英、飯島陸2発などで大勝し2年連続決勝へ。悲願の初優勝まであと“1”

text by 編集部 photo by Getty Images

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前橋育英が上田西を下して決勝へ【写真:Getty Images】

【上田西 1-6 前橋育英 全国高校サッカー選手権 準決勝】

 6日、第96回全国高校サッカー選手権の準決勝が埼玉スタジアム2002で開催された。

 14時20分キックオフの準決勝第2試合で激突したのは、長野県代表の上田西と群馬県代表の前橋育英。上田西は長野県勢として初の準決勝へ進んでおり、決勝に進めばもちろん初。一方の前橋育英は昨年準優勝の悔しさを晴らすため2年連続の決勝へ進みたいところ。

 序盤から優勢に試合を勧めた前橋育英は、24分に先制点を奪うことに成功する。左からのCKに対してDF松田陸がニアに飛び込み、ヘディングでコースを変えたボールがネットに収まった。

 さらにそのわずか3分後、エリア内でボールを受けたFW飯島陸のゴールで前橋育英が突き放す。左足のシュートフェイントから切り替えして右足シュートを冷静に流し込み、得点ランク首位を独走する今大会6ゴール目を挙げた。

 だが上田西も反撃に転じ、29分にカウンターからFW根本凌が1点差に詰め寄るゴール。今大会の3試合だけでなく県予選から無失点を守り続けてきた前橋育英の堅守をついに打ち破った。

 前橋育英は初失点にも動じることはなく、その後も猛攻を継続。上田西GKの好守に追加点を阻まれながらも、35分にはMF五十嵐理人がスルーパスを受けてゴール前に抜け出し、3-1と突き放すゴールを奪った。

 後半に入っても前橋育英の優位は続き、立て続けに上田西ゴールを脅かす。63分には五十嵐のシュートが相手DFに当たってゴール左に突き刺さり、4-1とリードを広げた。

 さらに86分、裏へ抜け出した飯島が左足シュートを突き刺し、得点王獲得にさらに前進する今大会7点目のゴール。アディショナルタイムにはMF釣崎椋介がチームの6点目を加えて大勝を締めくくった。

 12時05分キックオフの第1試合では、千葉県代表の流経大柏が栃木県代表の矢板中央を1-0で下して決勝進出を果たした。10年ぶりの優勝を狙う流経大柏と初優勝を狙う前橋育英が8日の決勝で激突する。

【得点者】
24分 0-1 松田陸(前橋育英)
27分 0-2 飯島陸(前橋育英)
29分 1-2 根本凌(上田西)
35分 1-3 五十嵐理人(前橋育英)
63分 1-4 五十嵐理人(前橋育英)
86分 1-5 飯島陸(前橋育英)
90+1分 1-6 釣崎椋介(前橋育英)

【了】

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