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香川真司 6年前

香川真司、ブンデス再開の“初陣”は先発濃厚。W杯イヤー好発進なるか

text by 本田千尋 photo by Getty Images

合宿で好調アピール。再開初戦は先発濃厚

香川真司
W杯イヤー突入。良い形でロシアにつなげたい香川真司【写真:Getty Images】

 ペーター・シュテーガー体制発足後の3試合で、1ゴール3アシストの結果を残している香川。そしてその言葉どおりに、年を越してなお、良好なコンディションを維持しているようだ。スペイン合宿中に行われたテストマッチ、1月6日の対フォルトゥナ・デュッセルドルフ戦では、最終ラインから前線まで広い範囲を積極的に動いた。84分にはチーム2点目となるゴールを決めている。アシストはヤルモレンコ。“ホットライン”は健在だ。8日に行われたズレテ・ワレヘム戦では、59分からの途中出場となったが、変わらず軽快な動きを披露した。

 12日からブンデスリーガの後半戦が始まっている。“オープニングマッチ”ではバイエルンがアウェイでレバークーゼンに3-1で勝利。ドルトムントは14日、ホームにVfLボルフスブルクを迎えるが、引き続き、背番号23の好パフォーマンスを期待できるのではないか。

 また合宿中には、ポカール3回戦のバイエルン戦を欠場したオーバメヤンを始めとして、ウカシュ・ピシュチェク、エリック・ドゥルム、ゴンサロ・カストロ、マリオ・ゲッツェといった負傷離脱していた選手たちが続々と復帰。カストロとゲッツェについては、香川にとっては同じポジションを争うライバルが復帰したことになる。しかし、両選手ともに復帰後間もないことを踏まえれば、ボルフスブルク戦では香川が先発する可能性が高そうだ。

 今年はいよいよW杯が6月から7月にかけて開催される。来季チャンピオンズリーグ出場権の獲得と、ヨーロッパリーグでできる限り勝ち上がることを目指すBVBで、一戦一戦を集中して戦い抜いていく。そうして良好なコンディションを維持し、「継続して」「やって」いくことが、日本代表復帰、そして来たるロシアの地での決戦へとつながっていくはずだ。

(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

【了】

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