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残り1週間を切った17/18冬の移籍市場。注目トピックを5つのポイントで解説【編集部フォーカス】

欧州では冬の移籍市場がまもなく閉幕を迎える。後半戦を占う重要な時期、さらなる活躍の場を求めて新天地へと旅立つ選手たちはまだまだいる。様々な要素が複雑に絡み合って動く移籍市場終盤で注目すべき5つのトピックをまとめて紹介する。

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

リバプール:コウチーニョの穴埋めは?

マフレズ
リバプールはリヤド・マフレズ獲得でフィリッペ・コウチーニョの穴埋めとするのか【写真:Getty Images】

 リバプールはこの冬、待望のセンターバックを獲得した。サウサンプトンから迎えたオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、昨夏に一度諦めかけたターゲットだった。

 一方、前線ではフィリッペ・コウチーニョがバルセロナへ。最低でも1億500万ポンド(約162億円)という移籍金を得たとはいえ、攻撃の核だった背番号10が抜けた穴はあまりにも大きい。コウチーニョ抜きで臨んだマンチェスター・シティ戦では圧巻のパフォーマンスで無敗の首位クラブに今季初めて土をつけたが、次のスウォンジー戦でつまずいた。

 最下位に低迷する相手にシュート20本以上を放ちながら敗れたことで、攻撃陣のさらなる補強は急務と見られている。すでに獲得候補に挙がっているのはレスター・シティのリヤド・マフレズ。かつて“奇跡の優勝”に貢献したアルジェリア代表MFだが、リバプールよりもアーセナル行きが本望との噂もある。触手を伸ばしていたシャルケのMFレオン・ゴレツカを獲り逃しており(バイエルン・ミュンヘンへの来季加入が内定)、コウチーニョの穴を埋める補強は困難を極めている。

 また、前線では控えに甘んじているFWダニエル・スターリッジの退団、セビージャへの移籍が確実視されており、後半戦に向けて層の薄さは懸念点か。チャンピオンズリーグもまもなく再開するため、主力不在時のやりくりでユルゲン・クロップ監督の手腕も問われる。

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