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バロテッリ、フランスでまたも人種差別被害に? 観客席に抗議して警告

text by 編集部 photo by Getty Images

マリオ・バロテッリ
ニースのマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】

 フランス1部のニースに所属する元イタリア代表FWマリオ・バロテッリは、観客席からの人種差別的な野次に抗議したことでイエローカードを受けてしまったようだ。

 ニースは現地時間10日に行われたリーグアン第25節の試合でディジョンと対戦し、アウェイで2-3の敗戦。今季リーグ戦13ゴールを挙げる活躍を見せているバロテッリも無得点に終わり、2-3で敗れる結果となった。

 バロテッリはこの試合の74分にイエローカードを提示された。ニースはこの警告について、「マリオ・バロテッリはイエローカードを受けた…観客からの人種差別的な罵倒への不満により」とツイートを投稿している。

 実際にホームのディジョンサポーターからバロテッリに向けて人種差別的なチャントなどがあったのかどうかは定かではない。だが、観客席に向けて腕を上げたり、口に指を当てて黙らせるような仕草をしたバロテッリの様子は映像に捉えられている。

 バロテッリは昨年1月にも、リーグアンで人種差別行為を受けたと訴えたことがあった。バスティアのサポーターからサルの鳴き声などを浴びせられたとして、「フランスでは人種差別は合法なのか?」とSNSで不満を訴えていた。

【了】

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