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乾貴士にゴール献上&退場…。ウクライナ人GKが悪夢のスペインデビュー

text by 編集部 photo by Getty Images

マクシム・コバル
デポルティボのGKマクシム・コバル【写真:Getty Images】

 デポルティボのGKマクシム・コバルのデビュー戦が悲惨だ。スペインメディアだけでなく、英『スカイ・スポーツ』など他国メディアも取り上げている。

 ウクライナ代表経験もあるコバルは、この冬にディナモ・キエフからのレンタルでデポルティボに加入。3日のエイバル戦で、クラレンス・セードルフ監督にデビューの機会を与えられている。

 しかし開始11分に初失点。エイバルが右サイドからファーへ速いクロスを入れると、コバルは前に出て先に触ろうと試みた。しかし、このボールには届かず、フリーの乾貴士にゴールを決められている。

 これはゴールにとどまっていても決められた可能性はあるが、39分の退場は言い訳が難しい。最後方でパスを受けたDFアルベントサが相手のプレスを受けてGKに処理を委ねると、反応が一歩遅れながらも対処。しかし、右に持ち出したタッチが長くなりジョルダンにボールを奪われた。コバルはたまらずファウルで阻止。問答無用の一発退場となっている。

 その後、数的不利で一方的に攻められたデポルティボだが、10人で耐え抜いて勝ち点1を獲得。コバルが敗因になることはなかったが、デビュー戦での退場は選手にとってショッキングな出来事だろう。

【了】

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