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乾貴士の影響力にスペイン紙が注目。レアル戦開始時間も「日本向け」に

text by 編集部 photo by Getty Images

乾貴士
エイバルの乾貴士【写真:Getty Images】

 現地時間10日に行われるリーガエスパニョーラ第28節の試合で、エイバルとレアル・マドリーが対戦する。スペインメディアはこの試合に向けて、エイバルの乾貴士がプレー以外の面でクラブにもたらす影響に注目している。

 エイバル加入3年目を迎えている乾は、不動のレギュラーとして今季28試合中27試合に先発で出場。4ゴールを挙げるなどの貢献をみせ、中心選手の一人として高く評価されている。

 だがその貢献は、ピッチ上だけにはとどまらない。スペイン紙『エル・パイス』は、「乾の付加価値」と題した記事で、同選手がエイバルにもたらす影響力について伝えている。

 今月7日に、エイバルが日本のローソンHMVエンタテインメント社とのオフィシャルスポンサー契約を締結したこともそのひとつだ。10日のマドリー戦から、同社のチケット販売サービス「ローソンチケット」の新たなブランドロゴがエイバルのユニフォームの左袖にプリントされる。

 マドリー戦が、現地時間13時(日本時間21時)という早い時間のキックオフであることも乾の存在によるものだとされている。エイバルはマドリーおよびバルセロナとともに「日本で最も視聴者の多い3つのリーガクラブ」のひとつであり、その2チームの対戦を日本のファンが見やすい時間に設定したという。

 乾とエイバルとの契約は今季末までとなっており、クラブはピッチ内外で欠かせない存在となった日本人選手との契約延長を熱望しているようだが、ベティスが獲得への関心を示しているとの報道もある。今季終了後の去就も気になるところだが、まずは欧州王者マドリー相手にどのようなプレーを見せてくれるのか注目する必要がありそうだ。

【了】

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