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英に続いて仏でもサポーターがピッチ乱入…低迷チームの選手が襲撃受ける

text by 編集部 photo by Getty Images

リール
リールのサポーター【写真:Getty Images】

 現地時間10日に行われたフランス・リーグアン第29節のリール対モンペリエの試合後に、観客席から多くのサポーターがピッチ上に侵入し、一部選手が襲撃を加えられる事態となった。仏紙『レキップ』などが伝えている。

 試合はホームのリールが先制したが、モンペリエが追いついて1-1で終了。タイムアップの笛が吹かれると、観客席から200人前後とみられるファンがピッチ上になだれ込んだ。この日の結果を含めたリールの成績不振に対する不満が爆発したものとみられる。

 リールのFWニコラ・ペペは観客の一人に足を蹴られたとのこと。DFアダマ・スマオロも襲撃を受けたと報じられている。チームに向けて「お前らはユニフォームを汚している」、会長に向けて「降格したら引きずり下ろしてやる」などのチャントも歌われていたという。

 2010/11シーズンにはリーグアンとクープ・ドゥ・フランス(フランス杯)の国内2冠を達成し、その後も例年上位の成績を残していたリールだが、昨季の11位に続いて今季はさらに低迷。現在降格圏の19位に位置し、18年ぶりの2部降格の危機に立たされている。

 10日にはイングランドでも、ウェスト・ハムのサポーターが敗戦への不満からピッチ上に乱入する騒動が発生。一部ファンの行為が選手や一般ファンの安全を脅かす事態となってしまった。

【了】

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