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2026年W杯招致のモロッコ、「銃犯罪の少なさ」アピール。米国に対抗?

text by 編集部 photo by Getty Images

モロッコ国旗
モロッコ国旗【写真:Getty Images】

 2026年ワールドカップの招致活動を行っているモロッコは、同じく2026年大会の開催に立候補しているアメリカに対抗する形で、「銃犯罪の少なさ」をアピールポイントのひとつとして強調している。

 ロシア大会、カタール大会に続く2026年大会の開催地としては、アメリカを中心にカナダ、メキシコを加えた北米3ヶ国が昨年4月に共催に向けた立候補を表明。続いて8月にはモロッコも開催国候補として名乗りを挙げた。

 国際サッカー連盟(FIFA)は26日に、北米3ヶ国およびモロッコのそれぞれの立候補内容を記載した「ビッドブック」を公開。ワールドカップ開催に向けたアピールポイントや準備の見通しなどが述べられている。

 その中で各国メディアが注目しているのは、モロッコ側が安全面を強調している点だ。「きわめて低い殺人件数(10万人あたり3件)」「非常に低い銃流通量」により、「モロッコは世界で最も安全な国のひとつ」だと述べられている。

 銃による危険度の低さをアピールするのは、対立候補の中心となる米国への対抗の意味が込められているのかもしれない。アメリカでは多数の犠牲者を出した銃乱射事件などにより銃規制を求める動きも強まっている。

【了】

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