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代表 6年前

W杯で日本と同組ポーランド。予想通りの強さと対戦相手が語る弱点

text by 本田千尋 photo by Getty Images

エース頼みの攻撃陣はやはり弱点

ロベルト・レバンドフスキ
ポーランド代表の絶対的エース、ロベルト・レバンドフスキ【写真:Getty Images】

「ポーランドを止めるプランだけど、彼らはレバンドフスキに頼ってしまう部分がある。彼をリーグの経験からよく知っているし、味方のDFにも彼が深い位置に侵入したがり、常にDFの裏を狙っているということを話して、しっかり意識できていた。

 だから今日は彼をほぼ抑えられたと思う。彼がどこにいるかしっかり認識し、後方でも目を離さなければ、簡単なことではないが、止めることができるだろう」

 しかし、韓国代表が「彼をほぼ抑えられた」のは、前半の30分位までのことだった。徐々にギアを上げるバイエルン・ミュンヘンのアタッカー。23分、右サイドからのクロスに、ファーに流れたレバンドフスキ。

 ほとんどフリーでヘディングを許す。ここはGKキム・スンギュの好守で辛うじて防いだが、32分、遂に韓国の守備陣は決壊する。今度はカミル・グロシツキの左からのクロスに、3バックの目の前ですんなりヘディングを許した。

 レバンドフスキは、その悠々としたプレーで、あっさりとアジアレベルを超えてしまった。

 韓国代表は38分にキム・ミンジェに代えてファン・フィチャンを投入。布陣を[4-4-2]に変更し、比重を少し前に傾けたが、それは裏目に出てしまった。

 45分、ポーランド代表に鋭いカウンターを許す。クシストフ・マチニスキのスルーパスに、先制をアシストしたグロシツキが抜け出す。ハル・シティ所属のFWは、きっちりと追加点を奪う。
 
 バログンはこうも語っていた。

「レバンドフスキを頼る部分も多いけど、彼だけじゃなく、いい選手がたくさんいる」

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