豪州代表、新体制でコロンビアに善戦。W杯で同組の日本につながる勝利への糸口

2018年04月02日(Mon)11時51分配信

text by 植松久隆 photo Getty Images
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日本にも勝機あり? コロンビア優勢だが…

モヒか
植松氏がコロンビア代表の要注意人物に挙げるDFヨハン・モヒカ【写真:Getty Images】

 気になる日本絡みの選手だが、デゲネクはノルウェー戦で大敗の責任の一端を被せられるパフォーマンスも、強敵コロンビア戦では何とかクリーンシートを守り抜き猛アピール。今後、セインスベリーの相棒の座をヤーマン、ライトらと争っていく。

 ナバウトは、初代表で1トップと左ウィングと2試合異なるポジションで試されたことに監督の期待の大きさが表れたが、目立ったインパクトを残せずに終わった。しかし、新体制に入っての抜てき人事だけに、まだ本大会メンバー入りのチャンスは残る。2人とも今後のJリーグで堅調なパフォーマンスを見せることで地道にアピールしていく必要があるだろう。

 優勝候補の一角にも挙げられるフランスを敵地でねじ伏せたコロンビア相手に、内容はともかくとしてサッカルーズが無失点で乗り切ったことは、ワールドカップ本番でコロンビアと相見える日本にとって示唆に富むものだったに違いない。

 彼我の力関係を考えれば、コロンビア優勢は揺るがない。しかし、結果論にはなるが、今回の試合を見れば、日本にも勝ち点奪取のチャンスが残っている。ロシアワールドカップのアジア最終予選から体制が変わったばかりで戦力の上積みがさほどないサッカルーズが、親善試合とはいえスコアレスで試合を終わらせたとなれば、それと対等以上に渡り合った日本が同じ結果を本番で導き出せないはずはない。

 コロンビアに負けないために必要なのは、至極当たり前のことにはなるが、やはり守備から攻撃に転じた時に無駄なパスミスでボールを失わないこと。そして、数少ないチャンスできっちり得点を奪える決定力が必要となってくる。

 コロンビアは非常に完成度の高いチームで、全体的に高いスタンダードでチーム作りが進んでいる。その中でもプレーが際立って見えたのは、前述の左サイドバックのモヒーカと中盤の底でプレーしながら攻撃時には一時的に2バックになるセンターバックをケアする動きを見せ、ボール奪取能力にも優れるウィルマル・バリオス(ボカジュニアーズ)の2名。共に日頃はあまり観る機会のなかった選手だっただけに、そのプレーが際立って見えたので特記しておきたい。

 新生サッカルーズは、5月にロシア行きの予備登録メンバーを発表。5月19日から6月7日までトルコで事前キャンプを行い、6月11日にベースキャンプ地であるカザンに入る予定。その間に、6月1日にチェコ、同9日ハンガリーとトレーニングマッチを行いつつ、6月16日のグループリーグ初戦・フランス戦に備える。

(文:植松久隆)

【了】

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