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伊藤達哉を活かせないHSV。地元紙「ドリブラー・イトウが輝けない理由」

text by 編集部 photo by Getty Images

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ハンブルガーSVの伊藤達哉【写真:Getty Images】

 現地時間14日、日本代表のDF酒井高徳とFW伊藤達哉の所属するハンブルガーSV(HSV)はブンデスリーガ第30節でホッフェンハイムと対戦し0-2で敗れた。

 15日付けのハンブルクの地元紙『ハンブルガーモルゲンポスト』は「ドリブラー・イトウがHSVで輝けない理由」と題し伊藤の強みを活かしきれていないチームの現状を特集している。

 同紙は「前節のシャルケ戦ではゴールに絡む活躍を見せチームを勝利に導いた伊藤に対しホッフェンハイム戦でも同様のパフォーマンスを期待していたがそれは叶わなかった」と試合を振り返った。その理由として「ペナルティーエリアでゴールを決める選手がいない」事を挙げている。

 クリスティアン・ティッツ監督も「イトウはサイドでの1対1で突破できるが(ペナルティー)ボックスで仕事を出来る選手がいない」とリーグ最少の23得点しか挙げられない決定力不足を嘆いている。

 なお同紙ではホッフェンハイム戦後に選手の寸評及び採点を掲載し、伊藤を「サイドで突破するなどチャンスを演出した」と評価しチーム2位となる「3,5」を与えている。(ドイツの採点は「6」が最低で11段階に評価される)

 残り4試合で入れ替え戦に回る16位との差は「5」と厳しい状況が続くなか、伊藤の突破を得点に結びつける事の出来る救世主はHSVに現れるのだろうか。

【了】

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