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ヴェンゲル、“最後の大一番”で若手を先発起用。22年で「200人目」のデビュー

text by 編集部 photo by Getty Images

アーセン・ヴェンゲル
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグ第36節の試合が現地時間29日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルが対戦。ホームのユナイテッドが2-1の勝利を収めた。

 今季限りでの退任を先日発表したアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督にとっては、過去に何度も名勝負を演じてきたユナイテッドとの最後の対戦。イングランド国内では最後の大一番というべき試合となった。

 しかし、現在の6位から順位を上げることが難しくなっている状況で、ヴェンゲル監督はヨーロッパリーグ準決勝のアトレティコ・マドリー戦を重視。ユナイテッド戦ではMFメスト・エジルやFWアレクサンドル・ラカゼットなどを休ませ、出場機会の少ない若手選手らも先発に起用した。

 今年1月に加入した20歳のギリシャ人DFコンスタンティノス・マヴロパノスも先発に名を連ね、移籍後初出場を果たした。英紙『テレグラフ』などによれば、ヴェンゲル監督がアーセナルを率いた22年間でデビューさせた選手としてはちょうど「200人目」になったとのことだ。

 この日のアーセナルの先発11人の平均年齢は24歳67日。スポーツのデータ分析を手がける『Opta』によれば、アーセナルでは2011年8月以来の約7年間で最も若い先発メンバーだった。最後のユナイテッド戦は、若手を積極的に起用することで知られるヴェンゲル監督らしい試合だったと言えるかもしれない。

【了】

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