日本にとって最悪な男、ジエリンスキ。危険度はトップ級、相手を切り裂くポーランドの脅威【W杯 日本を襲う猛獣たち】

間近に迫ったロシアワールドカップ。日本はグループHでコロンビア、セネガル、ポーランドの3か国と激突する。本大会へ向け改めて確認しておきたいのは対戦国の要注意人物たちだ。フットボールチャンネルでは日本と対戦する3か国の“猛獣”たちを紹介していきたい。今回はポーランド代表のMFピオトル・ジエリンスキを取り上げる。(取材・文:神尾光臣【イタリア】)

2018年06月07日(Thu)11時30分配信

シリーズ:W杯 日本を襲う猛獣たち
text by 神尾光臣 photo Getty Images
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セリエA屈指の多任務対応型選手が主力に

ピオトル・ジエリンスキ
ポーランド代表のピオトル・ジエリンスキ【写真:Getty Images】

 ユベントスとのデッドヒートの末に、スクデットを逃したナポリ。しかしその勝ち点は91と、セリエAの歴史の中では2位チームとして歴代最高に乗せた。同じ力量を持つチームが二つ編成できそうなユーべに対し、選手層の遥かに薄い彼らがここまで肉薄したのは間違いなく偉業でもあった。

 その理由となったのは主力11人に加え、少ないながらも優秀なバックアップがいたということだ。ポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキはその一人。いや、その存在感はサブというよりも、12番目の主力と表現したほうが良いくらいの活躍ぶりだった。

 彼の特徴を一言で表せば、中盤のどこにおいてもチャンスを作り、守備もしてくれる万能性にあるといえる。

 右足でも左足でも変わらずに正確なパスを出し、カウンターになればスピーディーにボールを運び、閉じた相手ディフェンスを前にすればドリブルで抜きにかかり、裏へと走り、時にはエリア内へ飛び込み、時にはエリア外から強烈なミドルをねじ込む。

 戦術理解も非常に高く、奪われた後のプレスバックにも、また引いての守備にも労を惜しまない。

 右サイドでも、左サイドでもプレーの質は変わらず、先発でも途中出場からでも質の高い仕事がこなせる。戦術理解力が高く、ピッチに送り込みさえすればあらゆる仕事をしてくれる存在。セリエA屈指の多任務対応型選手が、ロシアW杯では主軸となって日本に立ちはだかる。

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