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スアレス、3度目のW杯は噛みつきもハンドもなし。“問題”起こさず8強で敗退【ロシアW杯】

text by 編集部 photo by Getty Images

ルイス・スアレス
ルイス・スアレスはウルグアイ代表とともにロシアワールドカップを去る【写真:Getty Images】

 ロシアワールドカップの準々決勝が現地時間6日に行われ、フランス代表が2-0でウルグアイ代表を破りベスト4進出を決めた。

 エディンソン・カバーニを負傷で欠いたウルグアイは、今大会初の複数失点でフランスに屈した。ルイス・スアレスもロシアを去ることになる。

 今回の3度目のワールドカップ出場となるスアレスは、これまで毎回のように問題行動で大会の歴史に名を刻んできた。

 初めてワールドカップを戦った2010年の南アフリカ大会。準々決勝のガーナ戦、1-1で迎えた延長後半終了間際、スアレスはガーナのMFドミニク・アディアーのシュートをゴールライン上でハンドで阻止した。

 当然、決定的な得点機会を手で阻止したためスアレスは一発レッドカードで退場処分に。だが、直後のPKをガーナのエースFWアサモア・ギャンがクロスバーに当てて外してしまい、PK戦に突入。ウルグアイは最終的に勝利を収めた。

 準決勝ではオランダに敗れたウルグアイだったが、スアレスは出場停止明けの3位決定戦・ドイツ戦でアシストを記録した。最後は4位で大会を終えたが、“スーパーセーブ”でスアレスが強烈な印象を残したのは間違いない。

 4年後のブラジルワールドカップでは、グループリーグ第3戦のイタリア戦でスアレスが牙をむいた。文字通り“牙をむいた”のである。試合中、あろうことか相手DFジョルジョ・キエッリーニに噛みついたのである。

 この後、スアレスにはスタジアムへの入場禁止を含むサッカーに関するあらゆる活動禁止4ヶ月、代表での公式戦9試合出場停止という非常に重い処分が課された。ウルグアイはベスト16まで進出するも、決勝トーナメント1回戦でコロンビアと対戦して敗退となった。

 キエッリーニに対する噛みつき事件の後、スアレスがウルグアイ代表復帰を果たしたのは、1年4ヶ月経った2016年3月のこと。すでにロシアワールドカップの南米予選が始まっていた。

 そして迎えた3度目のワールドカップ。今回は、これまでのような「問題行動」を一切起こさず大会を去る。31歳になって成熟したということかもしれない。

【了】

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