決勝トーナメント1回戦でイングランドがコロンビアに勝利【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦のコロンビア対イングランド戦で試合結果に決定的な影響を及ぼした誤審があったとして、再試合の開催を求める請願に約30万件の署名が集まっている。
コロンビア代表とイングランド代表は、現地時間3日に行われたベスト16の試合で対戦。57分にFWハリー・ケインのPKでイングランドが先制し、コロンビアも後半アディショナルタイムにDFジェリー・ミナのゴールで同点に追いついたが、延長戦を1-1のまま終えたあと最後はPK戦でイングランドが勝利を収めた。
試合後にはコロンビア側から、イングランドに有利なジャッジが行われたとして不満の声が上がった。ホセ・ペケルマン監督やFWラファエル・ファルカオ、またアルゼンチンのディエゴ・マラドーナ氏などが判定に問題があったと主張していた。
オンライン署名サイト『change.org』では、この試合での誤審を国際サッカー連盟(FIFA)に訴えるとして、コロンビアの大学生が請願を行い署名を募っている。日本時間7日午後の時点で、署名は30万件近くにまで達した。
請願では、この試合でイングランドに有利な二つの誤審があったと主張されている。イングランドにPKが与えられた判定が「存在しないファウルだった」というものと、コロンビアのFWカルロス・バッカによる「正当なゴール」が認められなかったというものだ。
集まった署名はFIFAやコロンビアサッカー連盟に提出される見通しだが、もちろん実際に再試合が行われるとは考えにくい。勝ち進んだイングランドは、現地時間7日に行われる準々決勝でスウェーデン代表と対戦する。
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