クロアチアの守護神は新たなPKストッパー。スバシッチが導く初のファイナル進出【西部の目/ロシアW杯】

 クロアチアは苦しみながら守護神の奮闘もありベスト4進出を果たしている。デンマークとの決勝トーナメント1回戦、準々決勝・ロシア戦といずれも120分で決着がつかなかった。2つのPK戦で輝いたのがGKダニエル・スバシッチだ。33歳の守護神はゴールに鍵をかけ、“黄金世代”と呼ばれるクロアチアを決勝へ導くことができるだろうか。(文:西部謙司)

2018年07月11日(Wed)11時20分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Getty Images
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不条理なPK戦

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ダニエル・スバシッチ【写真:Getty Images】

 クロアチアもロシアも2度目のPK戦だった。クロアチアはラウンド16でデンマークをPK戦で下し、ロシアはスペインを破っていた。そしてPK戦で勝ち上がった両チームの準々決勝はまたもPK戦へ。

 PK戦は先行有利というデータがある。先に決めることで後攻に心理的な圧力をかけられるのが大きいのではないかといわれている。先攻はロシアだった。ところが、一番手のフョードル・スモロフのキックはGKダニエル・スバシッチにセーブされる。クロアチアはマルセロ・ブロゾビッチが決める。これで心理的な圧力がかかるのはロシアになった。

 ただ、ロシアの二番手アラン・ジャゴエフが決め、クロアチアはマテオ・コバチッチのシュートが防がれたので振り出しに戻っている。先攻有利の状態に戻ったはずだった。しかし、三番手のマリオ・フェルナンデスは枠を外してしまう。あとは全員決めているので、枠を外したロシアが負けという結果になった。2試合連続のPK戦、開催国としてのプレッシャー、疲労…外した理由はいろいろあげられそうだが、すべて違うかもしれない。PK戦にも理屈はあるのだろうが、やはり不条理はつきまとう。

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