スペイン代表ストライカーとして世界の頂点に

　03年にA代表デビューを果たすとEURO04にも出場。06年ドイツワールドカップでは3得点を記録。

　EURO08ではシャビ、イニエスタ、セスク、ダビド・シルバの「クアトロ・フゴーネス」とともに躍動する。決勝戦ではシャビのスルーパスに抜群のタイミングで抜け出すと、GKを嘲笑うかのようなチップキックでネットを揺らし、優勝に大きく貢献。スペインの時代を告げることになったこの大会で、トーレスもストライカーとして存在感を放った。

　10年南アフリカワールドカップ、EURO12は絶対的な存在ではなかったが、頂点に君臨したチームの一員として歴史に名を刻んだ。スペイン代表通算110試合38得点という記録を残している。