フットボールチャンネル

“真のW杯得点王”は誰? PK3本のケインではなく…開催国の英雄や19歳の怪童か【ロシアW杯】

text by 編集部 photo by Getty Images

ケイン チェリシェフ エムバペ
ロシアワールドカップの「真の得点王」は誰なのか。PK3本のケイン(中央)はふさわしくない?【写真:Getty Images】

 ロシアワールドカップの得点王は、6ゴールを奪ったイングランド代表のFWハリー・ケインが獲得した。

 しかし、6得点のうち3得点がPKだったことによって「ケインはワールドカップ史上最低の得点王」「史上最も印象に残らない得点王」などといった厳しい評価も下された。

 では、PKによるゴールを除いたら誰が“真の得点王”になるのだろうか。ケインはPKなしであれば3ゴールのため、2位タイだった4ゴールを奪った選手たちを下回る。

 今大会で4ゴールを挙げたのはロシア代表のMFデニス・チェリシェフ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、ベルギー代表FWロメル・ルカク、そしてフランス代表のFWアントワーヌ・グリーズマンとFWキリアン・エムバペである。

 このうちC・ロナウドが1本、グリーズマンが3本のPKを決めているため、オープンプレーから4ゴールを奪ったのはチェリシェフ、ルカク、エムバペの3人となる。

 同率首位ではあるが、あえて「王」を決めるために順位をつけて1人に絞るとすれば、次の基準となるのは「出場時間」だろう。7試合に出場したエムバペが534分、6試合出場のルカクは476分、そしてベスト8で敗退し5試合の出場だったチェリシェフは、わずか304分である。

 以上より、90分あたり1.18ゴールという際立った数字を残したチェリシェフが、オープンプレーからのゴール数が多い上に1試合平均の得点率の最も高い「真の得点王」と言えそうだ。

 開幕当初は主力ではなく、チームメイトの負傷によってチャンスを掴み、飛ぶ鳥を落とす勢いでキープレーヤーになったチェリシェフ。開催国ロシアの躍進を象徴するアタッカーは、ワールドカップで眩い輝きを放った。

【了】

ワールドカップ
ワールドカップ日程・結果
ついに開幕! ワールドカップの日程・結果をチェック。
日本代表
日本代表特集
日本代表の最新ニュース・コラムをチェック。日本代表のワールドカップ試合日程やメンバーは?
旗
ワールドカップ出場国紹介
ワールドカップ出場国をチェック。各国の情報や注目選手、グループリーグの順位は?
美女
美女サポーター特集
ワールドカップ出場国の美女たちを紹介する。お気に入りの美女を見つけよう!
日本代表ロシアW杯ベスト16 メモリアル
『日本代表ロシアW杯ベスト16 メモリアル』緊急刊行!
ロシアでの「激闘を追体験」をコンセプトに日本代表の試合と選手を美麗な写真約250点を使って振り返る永久保存版のメモリアルな一冊。

 

KANZENからのお知らせ

scroll top