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バルサ許さない。怒りのローマ会長、謝罪受け入れ唯一の方法は…メッシの譲渡

text by 編集部 photo by Getty Images

ジェームズ・パロッタ会長
ローマのジェームズ・パロッタ会長【写真:Getty Images】

 バルセロナが24日、リーグアンのボルドーに所属する21歳のブラジル人FWマルコムを獲得したと発表した。これに対し、先に合意発表をしていたローマのジェームズ・パロッタ会長が不快感を示したと、26日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。

 事の発端は、ボルドー側の心変わりにある。現地時間23日にローマがマルコム獲得に関する合意を発表。移籍金3600万ユーロ(約46億9000万円)でクラブ間合意し、翌日にもメディカルチェックと最終交渉を行う予定だった。しかし、直前になってバルセロナがローマよりも良い条件のオファーを提示。これを受けて所属元のボルドーが心変わりし、マルコムに出発許可を出さなかった。

 マルコム横取りの噂が流れてから獲得発表するまで24時間経たないうちにバルセロナが移籍金4100万ユーロ(約53億3000万円)+ボーナス1000万ユーロ(約13億円)でマルコムを獲得したと発表。この一連の流れに怒りを覚えたローマ側は、訴訟を検討しているとの情報もある。

 パロッタ会長は同メディアのインタビューに答え「我々はマルコムと契約を結んでいた。午後10時頃に飛行機に乗るか、もしくは午後10時頃にこちらに到着すると期待していた。ファンもそれについて知り、空港で待っていたよ。我々が懸念していたのは最終交渉の部分だけ。メディカルチェック後に行う予定だった。なぜなら取引が完了した旨の電子メールやテキスト、さらにはビデオ会議の記録など、膨大な量の証拠があるのだから」と語った。

 続けて「我々は夜になり、マルコムが飛行機に乗っていないことを知った。ボルドーが出発許可を出さなかったという。突然バルセロナが介入してきて全てが混乱に陥ったんだ。それと代理人はローマに来るとはっきり言っていた。数百万ユーロを上乗せした新しいオファーに対し、彼らはサインして2時の飛行機に乗るとも言った」とし、「私の考えを言わせてもらえれば、ボルドーの行動は我々を馬鹿にしている。我々はすでに訴訟に向けた話し合いを進めている」と答えた。

 また、バルセロナに関しては「私は謝罪を一切受け入れられない。唯一受け入れる可能性があるとすれば、選手を我々に譲ってくれた場合だ。当然実現しないだろうが、親善の証としてリオネル・メッシを我々に譲るとかね」とコメントしている。

【了】

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