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ドルト、リバプールのベルギー代表FW獲得ならず。38億円要求に応じず破談

text by 編集部 photo by Getty Images

ディヴォック・オリジ
昨季ヴォルフスブルクでプレーしたディヴォック・オリジ【写真:Getty Images】

 リバプールに所属するベルギー代表FWディヴォック・オリジは、ボルシア・ドルトムントへの移籍に向けた交渉が破談に終わったようだ。英紙『ミラー』が24日付で伝えている。

 現在23歳のオリジは2015年にリバプールに加入。2年間で公式戦77試合に出場して21ゴールを記録したあと、昨季はドイツのヴォルフスブルクへレンタルされた。今夏にはリバプールへ戻っている。

 ドルトムントはそのオリジの獲得に関心を示していることが報じられていた。だがレンタルでの獲得を希望していたドルトムントに対し、リバプールは2700万ポンド(約38億6000万円)での完全移籍を望む姿勢を崩さず、結局両者は合意に達しなかったようだ。

 これにより、オリジはリバプールに残留する可能性が高くなったとみられるが、ポジション争いは苦戦が予想される。若手FWのドミニク・ソランケは出場経験を積ませるため他クラブにレンタルされる可能性があると伝えられている。

 ドルトムントはFWピエール=エメリク・オーバメヤンがアーセナルへ移籍したあと、昨季後半はチェルシーからレンタルしたミチ・バチュアイがストライカーとして活躍したが、そのバチュアイが去ったあと新たなFWは補強できていない。オリジ獲得が失敗に終わったことで、バルセロナのスペイン代表FWパコ・アルカセルの獲得に動くのではないかとも予想されている。

【了】

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