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7連勝の名古屋を5連敗の長崎がストップ。鈴木武蔵のハットトリックで逆転勝利

text by 編集部 photo by Getty Images for DAZN

V・ファーレン長崎
V・ファーレン長崎が名古屋グランパスに勝利【写真:Getty Images for DAZN】

【名古屋グランパス 3-4 V・ファーレン長崎 J1第26節】

 明治安田生命J1リーグ第26節の試合が15日に行われ、名古屋グランパスとV・ファーレン長崎が対戦した。

 今季前半戦の低迷から劇的に復活した名古屋は7連勝中。一方の長崎は5連敗中で最下位に沈んでおり、試合前の時点では両チームの状況は対照的だった。

 だが前半8分、先手を取ったのはアウェイの長崎。ペナルティーエリア右でスルーパスを受けて抜け出した飯尾竜太朗がクロスを折り返し、鈴木武蔵が合わせて先制点を奪う。

 名古屋も反撃に転じ、30分には前田直輝が同点ゴール。さらに後半立ち上がりの48分、ロングボールを受けて強引に抜け出したジョーが右足で逆転のゴールを奪う。ジョーは出場した7試合連続のゴールであり、計19点で得点ランク首位のパトリック(サンフレッチェ広島)に並んだ。

 勢いは完全に名古屋にあるかに見えたが、試合の流れはそこからまた反転。53分には先制点と同じく飯尾のクロスから鈴木がヘディングを叩き込んですぐに2-2の同点とする。

 さらにそのわずか3分後、相手CKからカウンターを仕掛けた長崎は澤田崇がクロスを入れ、最後はまたしても鈴木。ハットトリックを完成させ、長崎が再逆転に成功した。

 70分には田上大地が中谷進之介に倒されて長崎がPKを獲得する。これを中村慶太が落ち着いて決め、長崎が4-2とリードを広げる。長崎にとってはJ1で初の1試合4得点となった。

 89分にはジョーが得点ランク単独首位に立つ20点目を決めて1点差に詰め寄ったが、7分を越える長いアディショナルタイムを乗り切った長崎が4-3で勝利。8試合ぶりの白星を挙げ、残留圏への浮上へ望みを繋いでいる。

【得点者】
8分 0-1 鈴木武蔵(長崎)
30分 1-1 前田直輝(名古屋)
48分 2-1 ジョー(名古屋)
53分 2-2 鈴木武蔵(長崎)
56分 2-3 鈴木武蔵(長崎)
70分 2-4 中村慶太(長崎)
89分 3-4 ジョー(名古屋)

【了】

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