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リバプール、土壇場の芸術弾でチェルシー戦連敗を回避。途中出場スタリッジが大仕事

text by 編集部 photo by Getty Images

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アザールがチェルシー戦2連発も…【写真:Getty Images】

【チェルシー 1-1 リバプール プレミアリーグ第7節】

 現地時間29日に行われたプレミアリーグ第7節のチェルシー対リバプールは、1-1の引き分けに終わった。

 26日のカップ戦で対戦したばかりの両者。そのときはチェルシーが2-1で逆転勝利を収めているが、この試合ではチェルシーが先制する。

 25分、自陣でパスを受けたアザールがヒールで落として味方に預けると、自身はすぐに前へ走る。ジョルジーニョからパスを受けて前を向いたコバチッチがスペースに走るアザールにスルーパスを通すと、好調のエースがペナルティエリア左から左足のシュートを決めて1-0とした。

 今季リーグ戦全勝を続けるリバプールは反撃の機会をうかがうが、チェルシーの守備がかたく、なかなか突破できない。32分にはサラーがGKまでかわしてシュートを放つが体勢が難しく、勢いのないシュートは相手DFにクリアされた。

 後半に入ってもチェルシーの堅守に苦しむリバプール。70分には途中出場のシャキリが決定機を迎えるが、右足のシュートは枠の外へ。同点に追いつくことができない。

 なかなか得点の気配がなかったリバプールだが、今季はひと味違うところを見せた。86分に最後の交代枠で投入されたスタリッジが大仕事を成し遂げる。89分、ペナルティエリア左手前でボールを持ったスタリッジが左足を振り抜くと、きれいなカーブがかかったシュートがゴール右上へと吸い込まれた。

 土壇場で追いついたリバプールは、開幕からの連勝が6でストップしたものの、初黒星は回避。同日の試合で勝利したマンチェスター・シティに得失点差で首位を譲ったが、価値あるドローと言えそうだ。

【得点者】
25分 1-0 アザール(チェルシー)
89分 1-1 スタリッジ(リバプール)

【了】

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