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嗚呼、こんなマンUに誰がした!? 不遜なモウリーニョ…迷走続きの監督人事、先行きは《超不安》【粕谷秀樹のプレミア一刀両断】

シリーズ:粕谷秀樹のプレミア一刀両断 text by 粕谷秀樹 photo by Getty Images

先発すべきはアレクシス。その絶大な貢献度

アレクシス・サンチェス
アレクシス・サンチェス【写真:Getty Images】

 さて、前線である。アレクシス・サンチェスは相手DFにプレスをかける。プレスバックも厭わない。彼が先発した試合の平均失点は0.75。途中出場、もしくは出場してない場合は2.75。このデータはサンチェスの献身性を物語る。マルシャルのプレスはつねに後追いで、マーカス・ラシュフォードがスランプに陥りつつある現状も踏まえると、サンチェスは先発が望ましい。

 また、ロメル・ルカクのポストプレーは1対2の数的不利だとバラつきもあるため、できるだけサイドに流れて相手サイドバックと同数に持ち込むべきだ。彼が空けたスペースに二列目から数人が侵入する──。個人能力に依存するのではなく、攻撃にもヴァリエーションを見いださなくてはならない。

 センターバックは壊滅状態だ。右サイドバックもアントニオ・バレンシアの劣化により、マッテオ・ダルミアンを含めた再考に迫られている。しかし、ユナイテッドのユニフォームを着ているのなら、名門の矜持を示さなくてはならない。いい歳をしたおとなが「俺が俺が」の自己満足。いい加減に目を覚ましやがれっ!

(文:粕谷秀樹)

【了】

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