堂安律【写真:Getty Images】
日本代表は9日、国際親善試合のパナマ戦に向けた代表合宿を新潟市内で行った。
オランダ1部FCフローニンゲンに所属するMF堂安律は、FIFAの若手バロンドールにノミネートされたことに驚きを隠せない様子でこう話した。
「ビックリしました。時差ボケで4時くらいに起きたので、僕、その時、携帯触ってたら知って。オカンも4時くらいに起きてたみたいで、オカンから連絡入ってました」
ノミネートされている選手が有名な選手でばかりであることについては、「いつか堂安が勝つんじゃないかって思われるくらいのレベルまで行きたいなと思いますし、今は負けていたとしてもこれからどんどん追い越していきたい」と、さらに上を目指す意思を示した。
フローニンゲンでは思うようなポジションで使われていない。「自分としては右サイドのポジションを極めたいっていう気持ちも正直ある中で、難しい状況にはなってます」と語るも、代表ではどのポジションでもできる意欲を見せ、「しっかりとしたプレーを見せていく」と述べた。
激化するポジション争いについても前向きだ。「どのチームに行ってもポジション争いはありますし、たくましい選手になっていくうえで、ポジション争いってのはホントに隣り合わせなので」と全く怯える様子はない。
前回のコスタリカ戦でFW中島翔哉、MF南野拓実との連係がうまく取れていた堂安は、「やっぱいい選手とプレーするのはすごく楽しいですし、何も言わず分かり合えるプレーはある」とフィーリングの良さを実感したようだ。さらに「今日少し短いゲーム形式だったけどやってて楽しかったし、やっぱ動いたタイミングでパスが出てくるので。やっぱ楽しいです。日本でサッカーするのは」と日本人とプレーする感覚を取り戻している様子だった。
日本代表は12日(金)にパナマと、16日(火)にはウルグアイと対戦する。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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