香川真司の“代入”は可能か。ドルトムント、最適解見つけるもローテは必須

 “ロイス・システム”という現状での最適解を導き出したドルトムントは、20日のシュトゥットガルト戦から再び過密日程に突入だ。そのため、どこかでローテーションを敷くことになる。香川真司はそのときに選択肢となれるだろうか。(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

2018年10月20日(Sat)10時10分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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最適解で首位につけたドルトムントの次なる課題

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軸となるロイス(左)と負傷したアカンジ(右)【写真:Getty Images】

 “最適解”を維持できるか。代表ウィークが終わり、再開するブンデスリーガ。10月20日の第8節で、ボルシア・ドルトムントは敵地でVfBシュトゥットガルトと戦う。これからまた3週間で7試合という、過密日程の日々が始まるのだ。

 18日に行われた会見で、ルシアン・ファブレ監督は、“ローテーション”について語った。

「普通は、3週間で7試合をこなすことのできる選手はいない。負荷が高過ぎる。解決策を持たなければならないが、時として全てのポジションで可能ではない。ミッドフィールドでは贅沢な問題について話すことができるが、DFについてはそうではない」

 8月26日の開幕以来、公式戦10試合全て(ニュルンベルク戦を除く9試合はフル出場)に出場したマルコ・ロイスは、膝の問題により、招集されたドイツ代表への参加を辞退した。クラブに残って治療した甲斐あって、シュトゥットガルト戦には出場できる見通しだ。

 しかし、同様に公式戦10試合全てに“フル”出場したマヌエル・アカンジは、でん部の負傷で3週間にわたって離脱することになった。これから始まる過密日程を前に、ドルトムントは守備の要を欠くことになった。負傷離脱していたエメル・トプラクは全体練習に復帰したばかりで、シュトゥットガルト戦での起用は見送るという。

 よって4バックの組み合わせについて、ファブレ監督は、アカンジの離脱の報を聞いてすぐに考えを巡らせたそうだ。だが、シュトゥットガルト戦でどういった組み合わせになるのか、会見では答えを明かさなかった。質問をした記者に笑顔で「私に解決策を下さい」と述べるにとどめている。いずれにせよ、少し守備に不安を抱えた状態で、ドルトムントは再開後の初戦に臨むことになりそうだ。

 “綻び”は、まだ小さいかもしれない。レギュラー・クラスではアカンジ1人が離脱しただけ、と見ることもできる。だが「普通は、3週間で7試合をこなすことのできる選手はいない。負荷が高過ぎる」。今季から加入して主力に躍り出たトーマス・ディレイニーやアクセル・ヴィツェルは、代表ウィークも休まずネーションズリーグを戦った。ロイスやアカンジのように、開幕してから出ずっぱりというわけではなかったが、相当の「負荷」が掛かってきたのは間違いない。ドルトムント恒例の野戦病院化を防ぐためにも、やはり“ローテーション”は必須、ということになる。

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