香川真司の現状は暗い。それでも…「ここで負けたら自分は終わり」。戦いを放棄せず

現地時間31日に行われたDFBポカール2回戦、ボルシア・ドルトムント対ウニオン・ベルリンの一戦は3-2でホームチームが勝利した。香川真司は同試合で約1ヶ月ぶりの出場を果たしている。しかし、勝利に繋がる仕事を要所要所で見せてはいたが、試合後の背番号23に、満足感はなかった。チーム内の序列が決して高くない今、香川に求められるものは。(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

2018年11月01日(Thu)11時54分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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約1ヶ月ぶりの出場となった香川

香川真司
約1ヶ月ぶりの出場を果たした香川真司【写真:Getty Images】

「現状」は決して明るくはない。試合後、香川真司は次のように語った。

「(チーム内での)立場も現状として非常に下の方なんでね、そういう立場もなかなか経験がない中で、今はやっている」

 10月31日に行われたDFBポカール2回戦、対ウニオン・ベルリン戦。ルシアン・ファブレ監督は大胆なローテーションを行った。先発メンバーの中でレギュラー格と呼べるのは、ダン=アクセル・ザガドゥ、アブドゥ・ディアロ、アクラフ・ハキミの3選手のみ。GKマーヴィン・ヒッツを筆頭に、MFとFWの選手たちは総入れ替えだった。その中には香川もいた。ベンチに座ったマルコ・ロイスの代わりに、「9.5番」のポジションに入った。9月26日のニュルンベルク戦以来、およそ1ヶ月ぶりの出場となった。

 即席状態でなかなか呼吸が合わないチームにあって、香川は、ボールを貰えば前を向いて積極的にプレーした。16分には、ドリブルから反転してマルセル・ハルテルをかわしてシュート。30分には、バイタルエリアでハキミからパスを受けて、マリウス・ヴォルフにスルーパスを通そうとした。40分には、マハムート・ダフートの左からのクロスをヘディングで合わせてシュートを打つ。1度はGKラファエル・ギキエヴィツに防がれたが、すかさずクリスティアン・プリシッチが押し込んで先制。

 もちろん味方から背番号23へのパスが上手く通らない場面もあり、周囲との連係不足は明らかだったところはある。香川は「今日もね、久しぶりの試合だったのでね、なかなかリズムであったりっていうのを、掴みづらいっていうのは正直ありました」と振り返った。それでも73分にフィリップの勝ち越し弾を引き出したのは、そもそも香川。

 要所要所で勝利に繋がる仕事をしたと言えるだろう。78分間プレーして、ロイスとの交代でピッチを退いた。

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