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スペイン代表に“カシージャス待望論”浮上。W杯から不振続くデ・ヘアに批判

text by 編集部 photo by Getty Images

GKイケル・カシージャス
ポルトのイケル・カシージャス【写真:Getty Images】

 スペイン代表のレギュラーGKを務めるダビド・デ・ヘアの低調なパフォーマンスに批判が集まり、かつての絶対的守護神であったイケル・カシージャスの復帰を求める声も高まりを見せている。

 スペイン代表は現地時間15日に行われたUEFAネーションズリーグの試合でクロアチア代表と対戦し、2-3で敗れる結果に終わった。これにより、同グループの残り1試合でイングランドとクロアチアが引き分けない限りは準決勝進出を逃してしまう状況となった。

 スペイン紙『アス』はこの試合について、「3失点のうち2点は、ダビド・デ・ヘアだけに責任があるわけではないが、もう少しどうにかできたように見えた」と述べ、10月のイングランド戦に続いて3点を奪われた守護神のパフォーマンスに疑問を呈している。

 スペインがベスト16敗退に終わったロシアワールドカップでも、デ・ヘアの低調なプレーは早期敗退の一因だとして批判されていた。枠内シュート12本で11点を奪われ、過去4大会のワールドカップでダントツのワースト1位となるセーブ率を記録してしまったことも話題となった。

 こういった状況の中、EURO2016以来代表を離れている37歳のカシージャスの復帰を期待する声も浮上している。カシージャスは今季のポルトでリーグ戦全10試合に出場して7試合を完封し、わずか6失点という堅守を見せている。

『アス』では現在の代表に招集されている3人にカシージャスを加えた4人で「スペイン代表のGKは誰がいい?」とオンラインアンケートを実施。1万票あまりが集まった時点でカシージャスに過半数の票が集まり、ケパ・アリサバラガが約40%で続いている。デ・ヘアは第3GKのパウ・ロペスをも下回る約4%で最下位となっている。

【了】

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