C・ロナウド、至極のワンプレー。組織守備を無効化するフェイントは“真の個人技”

チャンピオンズリーグ(CL)は現地時間27日、グループリーグ第5節が行われた。ユベントスはホームにバレンシアを迎えて1-0と勝利を収めて決勝トーナメント進出を決めた。この勝利を決めたマリオ・マンジュキッチのゴールを生んだのは、やはりクリスティアーノ・ロナウドだった。(文:神尾光臣【イタリア】)

2018年11月28日(Wed)14時18分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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強固な守備を見せたバレンシア

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クリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

 4試合で勝ち点9を積み上げ、グループステージ突破には有利な状況にいたユベントス。前節はマンチェスター・ユナイテッドに終盤で逆転負けを喫したが、今回のバレンシア戦はきっちりと勝利をおさめた。

 圧勝という訳ではない。シュート20本を放ちながら1点のみという数字を見れば物足りなさも感じるかもしれない。ただ相手は、国際試合の経験豊富なバレンシアである。そこから狙い通りに勝ち切るということは、決して簡単なことではない。それは試合内容にもよく表れていた。

 序盤の低迷から息を吹き返し、最近の5戦で4勝1敗の相手。目下リーガ1部では13試合で9失点と、アトレティコ・マドリーと並んで最小失点を記録している。そんな相手に攻撃は止められ、ボールを奪われた後も老獪なパスワークで流れを切られるなど、ユーベはマンU戦以上に手を焼いていた印象だった。

 バレンシアの守備は固かった。ガブリエウ・パウリスタとムクタール・ディアカビがエリア内を着実に埋め、ポジションを頻繁に入れ替えるユーベの攻撃陣に張り付く。ホセ・ガヤとダニエル・ヴァスの両サイドバックも正確なラインの伸縮を行い、相手のサイド攻撃にも振られずに対応した。

 そして、彼らの前に張り付くMF陣が防波堤として機能した。ジョフレー・コンドグビアは縦横無尽に動いてボールを拾い、前線の選手も積極的に守備に参加。彼らの守備の網に引っかかり、ユーベはミスを繰り返す。ボールロストも多く、7本のシュートを打ちながら枠内は1本だけに抑えられた。

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