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JFLのFC今治からJ1湘南に期限付き移籍! 22歳DF小野田将人が異例の“3段階昇進”

text by 編集部 photo by Getty Images for DAZN

湘南ベルマーレ
FC今治から湘南ベルマーレへ移籍【写真:Getty Images for DAZN】

 J1リーグの湘南ベルマーレが28日、JFLのFC今治に所属する22歳の小野田将人をレンタル移籍で獲得したと発表した。期間は来年の2月1日から2020年1月31日までとなっている。なお、FC今治と対戦する試合は、全ての公式戦で出場することが出来ない。

 FC今治は元日本代表の岡田武史氏がオーナーを務めるクラブで、J1リーグから見て3つ下のカテゴリーに当たる。JFLのクラブからJ1のクラブに“3段階昇進”する移籍は異例の出来事だ。小野田は2015年にFC今治へ加入後、2016年の全国地域サッカーチャンピオンズリーグ優勝、JFL昇格に貢献していた。今季はリーグ戦27試合に出場し3得点を記録していた。

 小野田は湘南のオフィシャルサイトを通じて「この度、FC今治より加入することになりました小野田です。湘南ベルマーレという、歴史と魅力のあるクラブの一員としてプレーできる事を嬉しく思います。自分自身にとって、新しいステージでの挑戦となります。自分の持ち味を活かし、チームに貢献できるように努力します!応援よろしくお願いします」と、コメントしている。

 一方で、FC今治のオフィシャルサイトを通じ「この度期限付きで湘南ベルマーレに移籍することになりました。約4年間FC今治に在籍してプレーをさせていただきました。岡田オーナーをはじめ木村さん、吉武元監督、工藤監督、高司さんなどたくさんのスタッフ、コーチの方にご指導いただきました。サッカー選手としてだけではなく1人の社会人としてもまだまだではありますが大きく成長させていただきました」

「またスポンサーの皆様、ファン、サポーターの方々には、暖かいご声援、本当に感謝しています。そして何より、4年間色々な選手と出会い、共にプレーできた事を誇りに思います。そんな中、今年のJ3昇格という目標を達成できなかった事を、不甲斐なく、申し訳ない気持ちでいます。そんな悔しさもありますが、自分の夢や目標に一歩でも近づく為、今回このような決断をしました」

「自分勝手ではありますが、今治で培った事を次のステージでも生かし、チャレンジします。ここには書ききれない程、今治には思い出があります。プロサッカー選手としての、最初のチームが今治で本当によかったと思っています。満員の夢スタ、一体感のある声援の中プレーしたあの光景は忘れません。最後になりますが、サッカー選手としてもっと成長した姿をお見せできるように、来シーズン頑張ってきます!これからもご支援、ご声援の程宜しくお願い致します」と、感謝の気持ちを述べている。

【了】

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