W杯組の力は伊達じゃない! 優勝には不可欠、新世代の勢いを加速させるベテランの経験

2019年01月10日(Thu)8時30分配信

photo Getty Images
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ロシアワールドカップ組が力を示した【写真:Getty Images】

【日本 3-2 トルクメニスタン AFCアジアカップ グループリーグ第1節】

 日本代表は9日、AFCアジアカップ・グループリーグ第1節でトルクメニスタン代表と対戦し、3-2と逆転勝利を収めた。

 世界の舞台で戦った選手たちの力は、やはり大きかった。トルクメニスタン戦はロシアワールドカップ組の重要性が改めて認識されたゲームと言える。

 追いかける展開となったが、後半に目を覚まして試合をひっくり返した。大迫勇也が2得点を奪う活躍を見せ、長友佑都は次第に持ち味を示すようになった。前半こそミスが目立った原口元気も後半は突破口の役割を果たしている。

 森保一監督体制がスタートしてからは、新戦力の台頭が目立っていた。中島翔哉、南野拓実、堂安律は瞬く間にチームの顔となった。世代間の融合がテーマの一つである森保ジャパンにとって、下からの突き上げはポジティブな要素だ。

 一方で、アジアカップは新生日本代表にとって初の公式戦。親善試合とは異なる状況でどれだけ力を発揮できるかが問われていた。そんな中で迎えたトルクメニスタン戦。相手は情報の少ないチームでFIFAランキングも日本より低いが、しっかりと狙いを持って向かってきた。

 そして、前半は苦戦を強いられリードも許した。そこは反省材料だが、しっかり盛り返したところは称賛に値するだろう。ロシアワールドカップでベスト16入りを果たした選手たちは、各々がプレーヤーとしての経験を積み重ねている。その中で東京五輪世代の冨安健洋はボランチで奮闘し、堂安律は3点目を記録。年長者がチームを束ねることで若手も積極的に戦うことができた。

 ベテランの支えがあってこそ、活きのいい選手たちはさらに躍動できる。過去を見ても2011年大会には司令塔の遠藤保仁がいた。2004年大会には守護神・川口能活が、2000年大会には名波浩という心臓がチームを導いている。若手はチームに勢いをもたらすが、それだけで国際大会を勝ち抜くことは難しい。トルクメニスタン戦の前半はロシア組も低調だったが、彼らを中心にチームが集中し直したことで活路は開かれた。

 決勝までは残り6試合ある。今後も厳しい戦いが予想される中、経験という得がたい武器を持つ選手たちがチームを先導できれば頂点も見えてくる。

【了】

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