日本サッカーの歴史を変えた堂安律とは何者か。20歳ながら漂う別格の雰囲気と大物感

2019年01月10日(Thu)7時40分配信

photo Getty Images
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堂安律
トルクメニスタン戦でチームの3点目をマークした堂安律【写真:Getty Images】

【日本 3-2 トルクメニスタン AFCアジアカップ グループリーグ第1節】

 現地時間9日、日本代表はAFCアジアカップ・グループリーグ第1節でトルクメニスタン代表と対戦し、3-2で勝利を収めた。
 
 白星スタートという形にはなったが、FIFAランキング127位のトルクメニスタン代表相手に苦戦を強いられた森保ジャパン。改めて初戦の難しさ、そしてアジアの厳しさというの感じた一戦になった。

 そして、この試合ではある男が日本サッカー界の歴史を塗り替えることになったのである。それが堂安律だ。

 右サイドハーフとして先発出場を果たした同選手は、前半から積極果敢なプレーで攻撃陣にアクセントを加える。まだ20歳ながらUAEの地でも物怖じせず、ピッチを動き回った。そして迎えた71分には、チームの3点目をマークするなど申し分ない活躍で日本にアジア杯初戦白星をもたらした。

 小野伸二が持つ日本代表におけるアジア杯での最年少ゴール(21歳17日)を大きく塗り替える20歳6カ月24日でアジア杯初ゴールを決めた堂安。中島翔哉を負傷で欠いた今回の森保Jにおいて、この男の奮闘はいつも以上に求められることになる。

 1998年6月16日生まれ、兵庫県尼崎市出身の堂安は小学生時代からサッカーの才能はピカイチだったという。中学生時代にはガンバ大阪、名古屋グランパスのユースチームからオファーが届くなど、すでに人気銘柄だった。

 その後、G大阪の下部組織に入団した同選手は、メキメキと力をつけ2015年にトップチームに2種登録されている。同年6月3日の鹿島アントラーズ戦に出場したことにより、宇佐美貴史の記録を塗り替える16歳11カ月18日でのクラブ史上最年少リーグ戦デビューを果たしている。そして2016年にはトップチーム昇格を果たすなど、その才能を余すことなく発揮した。

 2017年6月には、オランダ1部のフローニンヘンからオファーが届き移籍を決断。このとき堂安はまだ19歳である。

 10代で欧州の舞台に乗り込んだ同選手は、リーグ戦第1節のヘーレンフェーン戦で出場するも不発。その後4試合ベンチ入りとベンチ外が続くが、第6節のトゥエンテ戦で再び先発に戻ると、1アシストを記録しチームの勝利に貢献。その後、指揮官の信頼を完全に掴み取り、最終的にリーグ戦全34試合中29試合に出場し、9得点4アシストの成績を収めたのである。

 持ち味の積極果敢なドリブル、力強いシュートは欧州の舞台でも遺憾なくその威力を示している。今季も堂安はフローニンヘンの主力選手として活躍し、リーグ戦17試合で4ゴール2アシストを叩き出しているなど、安定した活躍を見せているのだ。

 昨年10月にはフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が創設した21歳以下の最優秀選手に贈られる若手版バロンドール「コパ・トロフィー」の候補者にノミネートされるなど、その実力は世界が認めている。近い将来、ビッグクラブ移籍も現実的となるかもしれない。

 まだ20歳ながら、堂安には別格の雰囲気と、将来大物選手になる予感が漂っている。今後の成長がますます楽しみなプレーヤーだ。

【了】

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