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代表 5年前

韓国代表は「勝つのも精一杯」。2連勝で16強入り決定も…散々な内容に批判が爆発

text by キム・ドンヒョン photo by Getty Images

「勝つのも精一杯」との猛批判も

パウロ・ベント
韓国代表のパウロ・ベント監督【写真:Getty Images】

 しかし、これが韓国が作ったこの日の最後のゴールシーンだった。ファン・ウィジョが前線で積極的に動き、スペースを作るもなかなかそこにボールが配給されなかった。ファン・ウィジョは幾度なくシュートを放ったが、ゴールにはつながらなかった。72分の強烈な左足のシュートはゴールポストに弾かれる。76分には追加点のチャンスが訪れ、ファン・ヒチャンやチ・ドンウォンがシュートするもGKが守り抜いた。

 危うい場面も何度もあった。57分、韓国のペナルティエリア内でセンターバック2人が衝突。それによって空いたスペースにキルギスのFWが切り込み、ボールを奪取する。シュートまで持ち込まれたが、韓国守備陣が体を張って何とか封じ込めた。

 このようなもやもやした雰囲気が試合全体を通してあった。結局韓国は1-0の勝利を挙げ、2連勝でベスト16進出を決めたが、内容や試合結果は納得のいくものではなかった。韓国スポーツメディアからも批判が続出。サッカー専門媒体の『スポータルコリア』は「大量得点はおろか勝つのも精一杯だった」と痛烈に批判した。

 韓国代表を率いるパウロ・ベント監督も試合後の記者会見で「簡単なパスミスやゴール前でのミスがあった。パフォーマンスがそれほど良くはなかった。その中で訪れたチャンスは多かった。それを生かせず、焦った形になってしまった」と反省。

 それでも「勝利は勝利だ。またチャンスをたくさん作ってきたのも事実だ。我々がやるべきことは、このようにチャンスをたくさん作り、それを決めること。もっと効率的にゴールを決めていきたい」と覚悟も見せた。この結果を忘れず、決勝トーナメントに向けてまずはチームとしての改善が必須だ。

(文:キム・ドンヒョン)

【了】

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