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塩谷司、“地元”で成長した姿を見せる。「知らない世界を知れたのは大きい」

text by 編集部 photo by Getty Images

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塩谷司【写真:Getty Images】

 17日に行われるAFCアジアカップ2019のF組第3節ウズベキスタン代表戦を前に日本代表は16日、アルアインのシェイク・ハリファ国際スタジアムで最終調整を行った。

 練習後に地元アルアインに所属する塩谷司は「普段ここで練習してるので、まあ何ていうんですかね、落ち着くと言うか、そういう感じです」と話した。

 2017年にサンフレッチェ広島からアルアインに移籍を果たした塩谷は加入直後からレギュラーポジションを獲得するなどこれまで通算45試合に出場している。「アルアインに来て成長したところ?精神的に強くなったとは思います。日本にいた時はすごく甘い環境って言ったらあれですけど、自分にとっては非常にやりやすい環境にずっといたので、そういう意味ではいろいろこっち来て大変なこといろいろありましたけど、それも全て自分の力になってると思います」と成長を実感しているようだ。

 続けて「暮らしもそうですし、日本だと当たり前だと思ってたことが、こっちだと当たり前じゃないので、知らない世界を知れたっていうのは自分の中ですごく大きいですし、昔、本田さんが海外でやるチャンスがあるんだったら出た方がいいよってことを言ってたんですけど、それがすごく分かる」と話してくれた。

 チームは2連勝で決勝トーナメント進出を決めている。これまでの2試合をベンチで見てきた塩谷は「試合出たいってのはやっぱありますし、優勝しようと思ったら11人12人の力では無理だと思うので、そういう意味では初戦出番なかった選手がね、こういう与えられたチャンスでどういうプレーができるかっていうのも非常に代表チームにとっても優勝目指すうえで非常に大切なことだと思います」と高いモチベーションを持っているようだ。

「家族は来てくれるって。あとアブダビに住んでる日本人の友人の方であったり、アルアインに住んでる日本人の方も来てくれるって言ってくれてます」と語る塩谷。果たして地元で日本代表のユニフォームを着てプレーする事が出来るだろうか。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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