UAEで開催中のアジアカップで2大会ぶりの優勝を目指す日本代表は19日、21日に対戦するサウジアラビア戦を前に練習を行なった。

　苦しみながらもグループリーグで3連勝をおさめた日本。次のサウジアラビア戦から、いよいよ決勝トーナメントが始まる。遠藤航は「そうですね。まあ一発勝負なんで、できるだけ先制点を与えたくないっていうイメージは今のところ持っています。オマーン戦のようにリスクマネージメントが大事になってくるというところで、自分のところでしっかりつぶせればチームとしてはいいリズムに乗って行けると思うし、まあ２次攻撃３次攻撃つなげられると思うんで、まずはそこの切り替えのところはしっかり意識して引き続きやりたいなと思います」と、意気込みを語った。

　塩谷司がボランチで試されるなど、チームの競争力は上がっている。それに関して「みんな１人１人たぶん誰が出るか分からない状態になったと思うし、みんな今まで出てた選手も含めて危機感を持ちながら今日の練習なんかもやれてると思うので、そこらへんはすごくいい刺激をお互い与えてるかなと思います」とし、熾烈なポジション争いを歓迎した。

　なお、塩谷はウズベキスタン戦でスーパーミドルを決めたことで注目を浴びている。「やっぱああやって中盤の選手が決めれるのはチームにとって大きい。そこは僕も中盤をやってるうえでは意識してるところで、守備はもちろんしっかりやるのは大前提で、プラス攻撃でどう関わっていけるか。ああやってミドル１本で仕留められるかってところは中盤、求められるって言うよりはチームを助けれると思うんで。それを塩君は持ってるし、ああやって決めれるのは純粋にすごかったですね」と、遠藤は語っている。

（取材：元川悦子、文・構成：編集部）

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