アジアカップ、北川航也はなぜ輝けないのか。その最大の理由と日本代表定着へ向けての課題

2019年01月26日(Sat)13時20分配信

text by 河治良幸 photo Getty Images,Shinya Tanaka
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北川が心掛けたこと

 前半40分にも冨安のロングパスを北川が受けたところから長友佑都がクロスに持ち込んだシーンでも、北川が直後に勢いよくペナルティエリア内に入っていけていれば、ファーサイドの堂安の手前でクリアされずフィニッシュに持ち込めたかもしれない。

 北川のプレーが流れの中で最もハマったシーンが前半アディショナルタイムにあった。遠藤航からボールを受けた柴崎が速い縦パスを北川に通すと、北川は手前の南野につなぎ、そこから右サイドの堂安に展開される。

 酒井宏樹がタイミングよく堂安のインサイドを追い越し、生じたコースから堂安が左足でクロスを送ると北川はフィニッシュに入ろうとした。しかし、その手前に南野が入り込んでしまい、ファーストコントロールが合わずGKに難なくキャッチされてしまった。このシーンについて北川に聞くとよく覚えていた。

「ペナルティエリアに入って行く人数が多ければ多いほどいいと思っているので。あの場面は自分が早めに“スルー”って声かけてれば通っていたかもしれない」

 前半に関しては「拓実くんと組むことで(前線に張り付くことを)意識しすぎていた部分もあると思う。後半に入ってからは自分の特徴を出せると思っていたので、張りすぎないで拓実くんとも交互にできればという話はしていた」

 そう振り返る北川は後半に南野と縦のポジションをチェンジする局面も作りながら、ボランチとディフェンスラインの間で起点になることを心がけていた。

 後半11分には権田のフィードから北川、南野、そこから左の長友に繋がり、クロスに飛び込んだがヘディングシュートが枠をそれてしまった。決まってもオフサイドだったが、こういうシーンで得点できれば周囲の見方も変わって来ることは間違いない。

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