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元横浜FMのデゲネク、豪州敗退に繋がる失態に落胆。「明らかに僕のミスで大会を終えた」

text by 編集部 photo by Getty Images

ミロシュ・デゲネク
オーストラリア代表のミロシュ・デゲネク【写真:Getty Images】

 AFCアジアカップ2019準々決勝の試合が現地時間25日に行われ、UAE代表がオーストラリア代表を1-0で下して準決勝進出を決めた。オーストラリアのDFミロシュ・デゲネクはUAEの決勝点に繋がった自身の致命的ミスを強く悔やんでいる。

 この試合唯一のゴールが生まれたのは後半半ばの68分。デゲネクがGKへのバックパスを試みたが、UAEのFWアリ・マブフートがそのボールをかっさらい、GKをかわしてシュートを流し込んだ。

 日本の横浜F・マリノスでも1年半プレーし、その後セルビアのレッドスターを経てサウジアラビアのアル・ヒラルへ移籍することが今月決定したデゲネクは、自身のミスがチームの敗退に直結したことを嘆いた。試合後のコメントを豪州紙『ヘラルド・サン』などが伝えている。

「国とチームメートに向けて、いくら申し訳なく思っても思いきれない。明らかに僕のミスによって大会を終えることになってしまった」とデゲネクは悔しさをあらわにしている。

 だがグラハム・アーノルド監督はデゲネクを擁護し、大会を通してのパフォーマンスに感謝の言葉を述べた。「今大会でステップアップし、素晴らしい働きをしてくれた。彼にはオーストラリア代表で長い未来がある」と指揮官はコメントしている。

 デゲネク自身もミスを受け入れた上で、前を向いて再び前進する姿勢を見せようとしている。「こういう状況は前にもあった。学んで成長して進んでいくべきだ。ミスをしたという事実は受け入れられる。それがサッカーだ。これからの人生でもたくさんあることだと思う」と同選手は語った。

【了】

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