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柴崎岳、イラン戦勝利の要因は「集中力」。「チームとして試合を通して継続できた」

text by 編集部 photo by Getty Images

柴崎岳
柴崎岳【写真:Getty Images】

【日本 3-0 イラン AFCアジアカップ2019準決勝】

 日本代表は現地時間27日、AFCアジアカップ2019準決勝でイラン代表と対戦し、3-0で勝利を収めた。この結果、森保ジャパンは決勝戦に駒を進める形となった。

 イラン戦の勝利について柴崎岳は「大会前から優勝ということを言っていたので、まずは決勝に立つということで、一番大きな大事な試合がやってくるということで、そんなに喜びはなく、次の試合にフォーカスしている感じですね」と冷静に応えた。

 戦前ではイランの前評判が高かったなかで勝利した日本代表。「僕らは相手がどうこうというよりは僕らが非常に集中力を切らさずにできたかなと。本当に観ていてもわかる通り、一人一人の集中力あるプレーが目立ちましたし、チームとして試合を通して切れることなく、継続できたことが1つの収穫かなと思います」と柴崎は試合を振り返った。

 続けて「僕と航のエリアでセカンドボールの拾い合いになるというのは予想してましたし、そこの意識はこれまでの試合よりもより一層あったかなと。しっかりブロックを敷きながら、相手のバイタルに入ったところの崩しはあまり脅威ではなかったので、そんなに焦ってディフェンスする必要もないかなと、強いて言えばファウル与えてFK、セットプレーのところが怖かったと思うので、そこは粘り強くやれた手応えは感じています」と勝因について分析した。

 次は柴崎自身初となるアジアカップ決勝の舞台だ。「負けたら何の意味もないものになるかなと思います。タイトルは小さいもの大きなものとありますけど、やっぱりタイトルをとってこそ、結果を出してこその世界だと思うので、僕個人もそうですけど、日本代表チームとしてもここで優勝することで日本の歴史にとっても非常に大きな財産になるかなと思います」と意気込みを語った。

(取材:元川悦子【UAE】、文・構成:編集部)

【了】

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